一つが痛みが発生した際に出るノルアドレナリン。2つめが快楽を感じたときに出る脳内物質ドーパミン。動機付けとは、この2つを発生させていく事にあると言える。
ノルアドレナリンの分泌は、瞬間的には強いモチベーションになり、人を行動に駆り立てる。瞬間の観点で言えば、痛みの恐怖は、快楽を求めるモチベーションよりも人を行動に駆り立てる。この劇薬は使う側に中毒をもたらす。ノルアドレナリン型モチベーションを多発すると長期的には組織は沈滞化してしまう。「以前は1回怒鳴れば3ヶ月くらいピリッとしていたのに、今は3日くらいしか効果がなくなった」と言った結果になるのだ。上司がノルアドレナリン型モチベーション中毒になれば、その組織は中長期的には崩壊していく。
ノルアドレナリン型モチベーションは「奇策」にしかすぎない。「正攻法のドーパミン型モチベーション」が「ノルアドレナリン型モチベーション」に真の効果をもたらす。ノルアドレナリン型モチベーション中毒患者の管理者、もしくはドーパミン型モチベーションを認めない風土が日本企業の競争力を貶めたのかも。
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なぜ組織が非生産的に向かうのか、フリーライダーを嫌うのか推奨するのかにもある