■方針
1)カムだけなら=水・オイル・フライホイールそのままでOK、カムチェーン吊っておく。フライホイール(オイル)を外してやると楽だが、、
2)ピストン=水抜く、オイル抜く、フライホイール外す
■シム調整
EX 0.17-022mm、 IN 0.10mm-0.15mm
1)各タペットのクリアランスをシックネスゲージで測る
2)調整量を0.05mm単位でメモる(シム0.05mm刻みなのでそれ以上の調整が要るもののみ)
3)カム外す
4)要調整のシムをマイクロゲージで測る
5)調整量を上乗せしたシムに変更する
■事前準備
上死点は上側の切れ込み
カムのハの字、カムのポッチとチェーン位置を写真で取る(若干どちらかにずれているのでマニュアル通りには行かない、事はない)
事前にカムチェーンの弛みチェックし覚えておく
■コツ
両方のカムいっぺんにチェーンガイドを広げるようにしてチェーンを引っ張りインストール
フライホイールを外すとチェーンとチェーンガイドが正しい位置にあるか分かり易い
排気側のカムチェーンは特に張るようにしてポッチを合わせる
カムは上死点で逆ハの字になる、シックネスゲージで測ればカムのポッチが合ってるか分かる
クランクを工具で回す場合はテンショナーをつけた状態で回す
カムチェーンは毎回交換した方がいいのでは?
リングは前日に組んでおく、ヘッドガスケット、ピストンピンもね(ガスケットは冷却確認)
ヘッドの前に排気側チェーンガイドを組むこと
フライホイールなしでも上死点が分かるように目印を付けると楽
カムの位置を合わせた後、吸気側のチェーンガイドを入れてフライホイールを入れると楽
キックを蹴って引っかかりを感じたらorバルブがピストンに当たる音が出たら、カムタイミングが間違っている、カムチェーンのやり直し。写真とおりにすること
■使用工具
プーリーホルダ、フライホイールプーラー、トルクレンチ、モリブデンオイル、シックネスゲージ、マイクロゲージ、ピストンリングコンプレッサー
(写真:09KX250F/クリックで拡大)
全合成レーシングオイル(1500-2500yen/L):カストロールPower1R4Racing、モトレックスCrossPower4T、ホンダG4(G3)、ヤマルーブ4RS、ワコーズTR/4CR、モチュール300V4T、ニューテックNC51、広島高潤KZ4stRacingSpecR