December 2, 2021 [ Column ]
フォッグの消費者行動モデル B=MAT
行動Behavior = 動機Motivation(やりたい:利) × 実行能力Ability(簡単そう) × きっかけTrigger(背中押し)
https://note.com/akira_miyazaki/n/nb32211b94102
お気にのAIDMA
他にも亜種が
AISAS / AISCEAS / AIDA / AIDCA / AIDCAS / AMTUL / SIPS / AISA / ARCAS / AIDEES / SAIDCAS
AIDMAと外的動機づけ(褒美Reward)と内的動機づけ(Fogg)とで人は動いている
B=AIDMA R MAT
@2020-01-16
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■行動経済学の使い方
人の意思決定の癖
1)プロスペクト理論:確実性が高いものが好まれる、損失は嫌いで回避される
2)現在バイアス:今この時点の自分は可愛い、時間が必要な効用の期待は割り引かれる
3)社会的選好:互恵性があり自分だけが得することも損することも避ける
4)ヒューリスティックス:直感的意思決定、人はサンクコストに耐えられない、極端も無理で平均的なものを選択しがち
人は合理的な意思決定はせず(馬鹿だから期待値が最大の所でなく)予測可能な所にずれる
→医者は患者が正しい判断をしてくれるよう口説きたい(ナッジで合理的意思決定に誘導したい)
パチンコ/競馬/宝くじ/保険は胴元が儲かるように設計されている
→他人に合理的に判断させないようにして、その分を利益として分捕りたい(スラッジ)
●「確実でコレを逃すと損をします、貴方は正しく貴方の所有物の価値は高いですが、コレは利己的ではなく、どう見てもこの選択が正しく見える」あるいは「コレは損するので避けて」というフレーミングを使う
●期待値でビジネスを計算し、ズラした分を利益として分捕る
●アンカリング(時間の単位や金額の単位、労働量の単位等の単位が人の意識の中にある)で参照点を上げ下げし利益を最大化する
●何もしなければ人は現状維持で、先延ばしするので利益をもたらしてくれるよう働きかけ続ける
●互恵性で貴方が施せば相手も少し返してくれる、これを続けることで関係性を築き、長期で利益を確保する
●間接税みたいな間接徴収にして幾ら払っているか分かりにくくする、メンテ費が掛かる等
使い方
1) 意思決定のプロセスを図式化
2) バイアスを推測(能動的、受動的自動的、情報ソースetc)
3) ナッジ候補を考える
4) ナッジ候補上位をテスト実行
5) 効果測定
6) 全体に適用する
Posted by funa : 12:16 AM